• アルバイトリーダーの役割にはどういったものがあるのか
  • アルバイトリーダーを設置するとどんなメリットがあるのか

この記事は上記のような疑問を抱いている方に向けて、アルバイトリーダーの役割や設置メリットをわかりやすくご紹介していきます。

また育成するためのポイントや、アルバイトリーダーに任命する人材を見極める際のポイントも併せてご紹介していますので、ぜひ最後までご確認ください。

アルバイトリーダーとは

まずアルバイトリーダーの概要と設置するメリットについて解説していきます。

アルバイトリーダーの概要と主な役割

アルバイトリーダーとは、アルバイトスタッフたちのまとめ役を担うポジションで、主に4つの役割があります。

役割①:アルバイトスタッフへの指示やサポート

アルバイトリーダーの役割としてまずご紹介するのは、アルバイトスタッフへの指示やサポートです。

アルバイトリーダーは他アルバイトスタッフのまとめ役として、業務遂行上の様々な指示を出す役割を担います。

また業務に従事しているアルバイトスタッフが困っていることがあれば、サポートに入ることも求められるでしょう。

役割②:アルバイトスタッフの教育

続いて紹介するアルバイトリーダーの役割は、アルバイトスタッフの教育です。

新しく入ってきたアルバイトスタッフに対して業務の進め方を教えたり、職場の備品やツールの使い方などを教えたりすることも大きな役割となります。

役割③:シフトの管理

次にご紹介する役割はシフトの管理です。アルバイトスタッフが多数いる場合、シフト管理はかなり重要な仕事になります。

アルバイトリーダーは、各アルバイトスタッフの希望を聞きながら、シフトの調整や管理をしていく役割を担うことになるでしょう。

役割④:店舗責任者の代理

アルバイトリーダーの役割として最後にご紹介するのは、店舗責任者の代理です。

アルバイトリーダーはアルバイトスタッフのまとめ役であるとともに、店長などの店舗責任者の代理を務めることも求められます。

そのため店長が不在の場合は責任者代理として、業務全般を取り仕切ることも役割となります。

アルバイトリーダーを設置するメリット

役割を見ていただいたところで、アルバイトリーダーを設置するメリットについても併せて押さえておきましょう。

メリット①:店舗運用の効率が高まる

まず挙げられるメリットは、店舗運用の効率が高まるという点です。

店舗責任者である店長が、通常のマネジメントに加えてアルバイトスタッフの管理まで対応している場合、店長へ業務負荷が集中してしまいます。

その点アルバイトリーダーを設置することで、アルバイトスタッフ管理の大部分を任せることができ、結果店舗運用の効率も高めることができるでしょう。

メリット②:アルバイトスタッフとの懸け橋になる

また一般のアルバイトスタッフとの懸け橋として機能する点も大きなメリットと言えるでしょう。

アルバイトスタッフが何か悩みを抱えていたとしても、店舗責任者の立場で本音を聞き出すことができないケースも往々にしてあります。

その点アルバイトスタッフに近い存在であるアルバイトリーダーがいれば、間に入ってもらうことで、そういった悩みや本音を聞き出すことができるでしょう。

メリット③:正社員候補として検討できる

正社員の候補として検討できる点もメリットとして挙げられます。

新たに採用する場合、その人物の人間性や業務遂行能力などを面接だけで正確に測ることはできないため、ミスマッチの可能性をゼロにすることはできません。

しかしアルバイトリーダーは既に業務に関する理解も豊富にあり、且つアルバイトスタッフからの信頼も得ているため、正社員の有力候補として検討できるでしょう。

アルバイトリーダーを設置するには

アルバイトリーダーを設置する際の考え方について解説していきます。

アルバイトリーダーを設置するには育成が重要

まず考え方として押さえておきたいのは、アルバイトリーダーは新たに採用するのではなく、現在働いてくれているアルバイトスタッフの中から選抜して、育成する方が良いという点です。

外部からアルバイトリーダーの経験がある人材を採用したとしても、自社の業務・環境に対する理解やアルバイトスタッフとの関係もないため、先に挙げたようなメリットは享受できません。

そのためアルバイトリーダーを設置したい場合は、現在のアルバイトスタッフから選抜して、育成していく必要があります。

アルバイトリーダーを育てる際のポイント

そこでアルバイトリーダーの育成におけるポイントとして4つご紹介します。

ポイント①:経営理念教育を実施する

アルバイトリーダーには、業務への深い理解やスキルだけでなく、自社の経営理念に対する共感や理解も必要となります。

そのため以下のような内容を伝えていく教育も実施しなければなりません。

  • 経営理念とその理念を掲げるに至った背景
  • 目指すビジョンとそれを達成するためのミッション
  • ビジネスを進めていく上で大切にしている価値観

ポイント②:長期的に育成していく

アルバイトリーダーに抜擢する際の見極めポイントは後述しますが、優秀なアルバイトスタッフでも、アルバイトリーダーに必要な能力や資質をはじめから全て持っていることは滅多にありません。

そのためアルバイトリーダーとして任命した後も、いきなり全てを任せるのではなく、長期的な視野を持って育成を実施していく必要があるでしょう。

ポイント③:アルバイト採用・教育計画策定から参画してもらう

アルバイトリーダーとして任命したからには、ただ単にアルバイトスタッフの指示やフォローだけに従事させるのではなく、アルバイトスタッフの採用や教育にも積極的に参画してもらいましょう。

そうすることでアルバイトスタッフに対しての責任感や、リーダーとしての自覚も醸成することができ、成長スピードも早めることができます。

ポイント④:期待していることをしっかりと伝えて動機付けする

アルバイトリーダーを任せてから、何もフォローせずに放置していれば、優秀な人材であってもモチベーションやパフォーマンスの低下に繋がってしまう可能性があります。

そのため「期待しているからこそアルバイトリーダーを任せている」ということをしっかりと伝え、動機付けを行いましょう。

また日頃のコミュニケーションを欠かさず行い、成長を促していく必要もあります。

アルバイトリーダーに抜擢する際の見極めポイント8選

最後にアルバイトリーダーに抜擢する際のポイントとして8つご紹介します。

ポイント①:リーダーシップを発揮できる

まずご紹介するポイントは、リーダーシップを発揮できるという点です。

リーダーシップとは、目標に向かって自分やチームメンバーの行動を促し、導いていく能力のことを指します。

アルバイトリーダーと名前が付く通り、リーダーシップを発揮できるかどうかは、大きな見極めのポイントと言えるでしょう。

ポイント②:他のアルバイトスタッフから信頼されている

他スタッフから信頼されているかどうかもポイントになります。

どれだけ業務遂行能力が高くとも、人間性に問題があり、他のアルバイトスタッフから信頼されていない人材ではアルバイトリーダーにはなれません。

逆に業務遂行能力自体は平均的であっても、周りから信頼されているようなアルバイトスタッフがいれば、アルバイトリーダーの候補となるでしょう。

ポイント③:業務に対する意欲と向上心がある

続いて紹介するポイントは意欲や向上心があるかという点です。

アルバイトリーダーは、他のアルバイトスタッフにとっての模範的な存在となることが求められます。

そのため業務に対する意欲的な姿勢は勿論、「もっと成長するにはどうすればいいか」を考えられる向上心があるかも見極めポイントになるでしょう。

ポイント④:業務に対する深い知識や経験がある

業務に対する知識や経験があるという点も、見極める上で有効なポイントになるでしょう。

アルバイトリーダーは他のアルバイトスタッフに対して指示を出したり、教えたりする立場となります。

そのため業務に関する深い知識を持ち、様々な経験をしていることも求められると言えます。

ポイント⑤:周囲への気配りができる

周囲へ気配りができる点もアルバイトリーダーには求められます。

アルバイトリーダーはスタッフ一人ひとりの状況を見ながら、必要に応じてフォローをしたり、トラブルに繋がりそうなミスを事前にカバーしたり、といった対応をしていかなければなりません。

そのため周囲への気配りができるという点は欠かせない資質と言えるでしょう。

ポイント⑥:物事を俯瞰して、客観視できる

物事を俯瞰して客観視できるかどうかも、大きなポイントになります。

アルバイトリーダーは、目の前の業務だけに集中するのではなく、業務全体の状況を俯瞰しながら、適切な行動をしていかなければなりません。

また自分を客観視し、常に最適な行動ができるように改善していく能力も必要になると言えます。

ポイント⑦:感情の起伏が激しくない

続いての見極めポイントは感情の起伏が激しくないという点です。

些細なことで機嫌が悪くなるようなアルバイトリーダーがいれば、職場の雰囲気も悪くなり、アルバイトスタッフのモチベーションも低下してしまうでしょう。

そのためアルバイトリーダーとして選ぶ人材は、感情の起伏が激しくなく、どういった状況でも冷静に対応できる人材を選ぶべきと言えます。

ポイント⑧:誰とでも平等に接することができる

誰とでも平等に接することができる点も見極める際のポイントになります。

社員や店舗責任者に対しては低姿勢で対応しているにもかかわらず、アルバイトスタッフには横柄な態度を取るような人材は、アルバイトリーダーにふさわしくありません。

誰とでも平等に接することができ、時には社員や店舗責任者に対してでも苦言を呈することができるような人材こそ、アルバイトリーダーに任命すべきでしょう。

まとめ

今回はアルバイトリーダーの概要や設置のメリット、育てる際のポイントなどを解説してきましたが、いかがでしたか。

アルバイトスタッフが少数であれば、アルバイトリーダーの必要性はそこまで高くありません。

しかし多数のアルバイトスタッフを雇用している場合、アルバイトリーダーがいることによるメリットは多く、設置を検討すべきと言えるでしょう。

ぜひこの記事を参考にしつつ、アルバイトリーダーの設置や育成に取り組んでみてください。

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